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鯨岡阿美子先生との思い出

1988年2月22日 僕が立体裁断の教育に携わる道をつけてくださった 『恩人』
アミコファッションズの創始者 鯨岡阿美子先生の命日です


日本のファッション業界の将来のために多大な貢献をされた方で 
世の中の動き ファッションの流れをいち早くキャッチし 今何が必要か次に何をしておかなければならないか などを指導していただきました
何時も先生の前に立つと身が引き締まる 厳しくてやさしい そんな先生でした 

僕が学校を卒業したばかりのときには とてもはるか彼方の著名な先生でそんな先生と話が出来るようになったきっかけは 
就職した東急百貨店とアミコファッションズとの関係から アミコファッションズが主催していた立体裁断講習会に参加したことでした
その頃の日本の既製服はまだまだ遅れていて 何とかしなければ と アミコ先生がアメリカのファッショングル-プの方に相談 
そして紹介され その結果 年に1回 アミコファッションズがニューヨークから大野順之助先生を招いての アメリカ式立体裁断の講習会でした  
夏の時期に初級・中級・上級の各1週間の講習でしたが 
今までに学んできた方法はなんだったのか? と 
目から鱗と言うのはこのことだ! と

それからは毎年夏になると1週間を楽しみに 苦しみつつ受講し5年目の夏にアミコ先生から『あなた夜間で教えてみない?』と 声を掛けていただいたのが始まりです
「そんな自信は有りません」と言うと「大丈夫すぐにはやらせないから 
大野先生の講習会に助手として付いてもらってから」 と言われ夏の間に
先生の作品製作を手伝わせてもらったり多くの勉強をさせてもらってからはじめました  
その後も講演会や アミコニュースの原稿 出版本のお手伝い 原稿の書き方など 大変厳しく指導していただき 

さらに『あなたがたは 裏方だけで満足していてはいけない』 
「人は黙っていても認めてくれる なんて言っていてはつぶされてしまうもっと積極的に技術の大切さ 重要さを公の場でアピールする力もつけなければいけない」 
そして そのためにと 僕はとても苦手だったのですが 機会の有るごとに壇上で話すこともさせられました
また その幅を広げるためにも 色々なものを見聞きすることも大切 とバレエやオペラ ミュージカルなどのコンサートにも招待していただいたり おしゃれをする機会も大切と 年に1度はホテルでの
アミコファッションズ主催のパーティーに招待されたり
ファッショングル-プの研修でメキシコ・ニューヨークへと参加させていただいたり 筆舌に尽くし難い程の多方面から面倒を見ていただいたことで今現在の僕が在るのだと これからも鯨岡阿美子先生の気持ちを大切に
立体裁断の技術 感性を伝える努力をしていきたいと思います (*^_^*)

END