展示会|photo

顧客の満足感

先日こんな質問を受けました
『従来の大量生産の服や洋装店で採寸をして作る服ではなく 顧客にサンプルを着用してもらった時にサイズがピッタリで自分だけのオリジナル服を作りたいのですが・・・』と いうものでした どのような環境で どのような服を作っているのか その点が僕には判断できないので 簡単には答えられないのですが・・・

どんな服作りでも 大切なことは着る人の気持ちを満足させることだと思います 既製服で満足出来ないというのは 着る側と作る側との満足度が一致しないことが根本原因だと思うのです 着る側は自分のほしいものを見つけるためにいろいろな店を見て歩く そして 今 着たい服を見つけ出す・・・

着る側が求めている服がどのようなものなのか?何をポイントにとらえたら良いのか? そのためには 顧客の体形 年齢 着用のTPO 等の調査を綿密にして服作りのコンセプトを設定することです これが『顧客の満足感を満たす』良い服といわれるものを作ることができる 最大のポイントだと思うのです

通常 アパレルメーカーはブランドを立ち上げる際に 必ずブランドコンセプトを立てます  その際にブランドイメージだけではなく そのイメージに合う人を設定して そのターゲットに合った体型を決め その体型に合う人台(ダミー)を選び出します 

その人台上でブランド原型を作り そのブランドに多くのスタッフが携わることになっても ばらつきのない安定したサイズの服作りができるようにしています
日本人の成人女子の体型を大雑把に分類しただけでも15体型になりますその中からターゲットに合う体型を選び出し そのブランド体型を決めることが最も重要なことなのです

よく 売上を伸ばすために『顧客満足度を上げる』などと 幅広い層の多くから意見を聞いて作っています と誇らしげに言っているのを聞きますが誰にでも満足のいく服を作ることは 誰も満足しない服になりかねません ターゲットを絞り込んで 作ることこそ何よりも大切なのです
そして最も大切なことは 常に服作りの原点に立ち返り 基礎を見直すこと ファッションですから流行により オフボディーの大きな身頃の時代もあれば 今のように体にぴったりフィットした身頃の時代もあります 
どんなときにも基本は「人が着る服」を作っているわけですから 
人の動きや動作を考えて作ること そして基本原理に適ったパターン操作をすることで 『顧客の満足感がある』良い服 といわれるものを作ることができるのではないでしょうか

END