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基礎は退屈??

僕もファッションの勉強を始めた頃は同じでしたが 少し出来るようになると次々に新しい形 デザインへと目が移り 上辺だけを見て大切な基礎を身に付けることを忘れてしまいました  
その頃の作り方を振り返ると 簡単なことをいじくり回しているだけで 
たまたま上手くいく場合と 何度やっても上手くいかない場合があり 
時間ばかりかかる 『行きあたりばったり』という言葉そのものでした 
その後に立体的なパターン展開の基礎理論を学んで
『霧が晴れる! 目からうろこが落ちる!』と言うように驚くほど作業が
スムーズに進むようになりました
基本理論がないままに勘だけに頼るやり方には限界があります

今年はゼミに沢山の学生が参加をしてくれて4月から一緒に勉強をしてきたのですが残念なことにその中から数名の学生が受講放棄をしてしまいました  その理由の1番は やはり思っていた通り・・・
『基礎の見直しが退屈でつまらない!』だったのです (>_<) 
そのように思い 考える学生に限って 天竺のアイロンから ピンの扱い切り込みの入れ方などの基本的な作業も出来ず 仕上がりが汚い! 
その結果 一番大切な立体上でシルエットのバランスを見ることができない 又 ある程度まで出来る子なのに その上を目指してさらによく見て時間をかけて磨き上げていくという 完成度を追求する持久力がない 
上辺だけの面白さだけを見て基礎を身に付けることを放棄してしまう 

これではとてもプロになることは無理です

実社会では自分で次々に新しいデザイン・シルエットをいち早くスピード感を持って作り出さなくてはなりません その形を作り上げるには これまでに身に付けた基礎を縦横に組み合わせ 如何に応用することが出来るか?が 手早く 良い仕事の出来るプロへとつながる鍵なのです

一度や二度 基礎を学んでも なかなか身に付くものではありません 
投げ出さないで 何度も挑戦することで 力が付いてくるものなのです
立体上で微妙なバランスの違いを捕らえる目を養い 美しいシルエットをさらに磨きこんで新しいファッションを作り上げていく 
そんな真のデザイナー パターンメーカーに育つには 並大抵の努力ではありません 日々努力をして 少しずつでも見え始めるととても楽しく 面白くなります 

是非!頑張って続けてください・・・(*^_^*)

今 実社会で仕事をしている プロの方たちも 単純な基礎の考え方に戻ることで仕事がスムーズに運ぶ場合があります 
一息ついて立体的に基礎を見直す機会を作るのも大切です 

『面ではなく立体で考える』この言葉は 彫刻制作の中から出た言葉ですが  私たちの仕事にも通じるものがあります
ロダンから愛弟子であり愛人でもあったカミーユクローデルへの言葉です!

END