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服作りの基本?

立体上でバランスを見る 離れて全体を見る 最初にシルエットを見るという 服作りの基本を学生の頃に学ばなかったのではないでしょうか?
大変残念なことですが 企業の第一線で仕事をしているパターンメーカーやデザイナーの中に 常に細かいディーテールばかりにこだわり 寸法に振り回されて仕事をしていて 全体のバランスを見る訓練が出来ていない人が多くいるようです
運良く仕事に就いて そのまま日々の忙しさにかまけて 最も大切なシルエットを作り出すことを忘れて仕事をしている人を多く見かけます 
それでも仕事が回っているうちは良いのですが・・・・

先日 学生がある企業で パターンメーカーの入社試験を受けたのですが 残念ながら 不採用になってしまいました 
将来パターンメーカーになりたいという強い気持ちがあり 真面目な子で 学生の中では優秀だと思っていたので 何故落ちたのかが気になり その試験の結果(組み立てた天竺とパターン)を見せてもらいました 
その作り上げた身頃を見ると 一番目立つ箇所に 消しにくい天竺の折じわが出てしまっていたこと 衿の縫い代が表側に折ってあり 最初に目が行くポイントで大きなマイナス点がついてしまったようです 
人に見てもらうには まず綺麗に見せることが大切ですね!
でも その形を見るとパターン作りで一番大切なシルエットを作り上げる点は 綺麗に表現できていて 全体のバランスも良かったのですが その点を評価してもらえる以前に マイナス部分が目立ってしまい 『汚い』の一言で終わってしまったようです

ファッションの世界では昨日まで新しくて良かったものが 明日は過去の古臭いものになってしまいます 新しいシルエットは立体上で 離れてバランスを見ることを心がけて 微妙な調整をしながら作り上げていくものです 真の服作りを目標にするならば デザイナーもパターンメーカーも見る目を養う努力をして欲しいものですね
良い仕事はデザイナーとパターンメーカーが同等に意見を出し合える関係に 芽生えてくると思っています デザイナーも勉強をして 新しいシルエットを表現できるデザイン画や説明が出来ないといけませんし パターンメーカーはデザイナーの求めるシルエットを表現できる知識や技術を常に磨く必要があります
学生や社会人の中に自身の やりがいや目的が見つからない 勉強や仕事に情熱がもてないなどという人がいますが 常日頃の生活の中に 明確に方向が定まる人が どれほど沢山いるのでしょうか? 日々の仕事 生活の中にこそ情熱を傾けられる内容が詰まっているのではないでしょうか? 自身の視点を変えて見方 取り組み方を見直すと きっと素晴らしい 生きがい やりがいが見つかると思うのですが・・・(*^_^*)

END