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左手の訓練

今年も立体裁断を勉強したい! という学生数人に基礎編と応用編の夏季特別授業をしたのですが その中で学生たちから「ドレーピング上達のコツは?」と聞かれました

普段の授業でもよく言っていることですが 常に疑問を持ち『何故』を大切にすること 
洋服は人に着てもらうことが前提だから着る人 つまり『人体』を知ること
物事を立体的にとらえる訓練をすること
(平面から立体を想像し立体と平面との兼ね合いをつかむこと)
周囲には洋服があふれていて 洋服を着ている人が沢山いるのだから 身の回りの服から見直すこと(自分自身が着ている服の構造も見ていない学生が沢山います (>_<) )
通学の途中でも沢山の洋服を見て その細部を作り手の目で デザイン面パターン面を分析し 着ている人の動きや動いたときの洋服の変化などを見ること・・・など等
・・・沢山のアドバイスをしたのですが その時に『左手の訓練をすることがとても大切』という話をしました ところが学生の中に 「私は左利きで先生のドレーピングと同じように出来ないので苦労しています!」 という人がいたので 「それは違うよ! 世の中右利きの人が多いために たとえば駅の改札を通るにも 左利きの人は右でカードを入れなければならない不便さを感じていない? そのように色々な場面で右を使わざるを得ないはずで 自然に右利きの人よりも両手の訓練は出来ているので ドレーピングはやりやすいはずなんだけど」 と話すと・・・確かに! と納得してくれました

実はその前の日のTVドラマで 医者が難しい手術をするために左手で箸を持ち 豆をつまむ訓練とか もちろん手術ですから左手で針に糸を通す訓練とか 右手と同じように左手も自由に使えるように訓練をして手術を成功させたという内容だったのですが・・・
「僕達はいいよね・・・医者と違い失敗して多少着にくくても 生命に影響は無いからね!
でもドレーピングは両方の手が自由に使えると格段に上達するから まずは利き手では無い方の手を訓練することから始めたら」・・・と終わりました

その後でやはりTVで『神の手を持つ』という 心臓外科医のドキュメンタリーを放送していたのですが わずか2ミリの血管を縫い合わせるところを見ていたらまさに『神の手』
両手を自由に動かし縫合していく技術は素晴らしいものでした

皆さんも もっともっと両手を自由に使えるように訓練して ドレーピングが上達するよう 努力しましょう!   僕も頑張りま~す(*^_^*)

END